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瀧澤 美奈子

​たきざわ みなこ

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PROFILE

科学ジャーナリスト・科学ライター。東京理科大学理工学部物理学科卒業後、 お茶の水女子大学理学研究科物理学専攻修了・修士。日本科学技術ジャーナリスト会議副会長。慶應義塾大学大学院非常勤講師。青山社中協働隊メンバー。

物理学、深海、宇宙、医学、科学史などの分野で、単行本のほか雑誌、新聞、ウェブに執筆しています。慶應義塾大学大学院では、サイエンスライティングを教えています。また政府の審議会委員など多くの公職を務めています。

2022年4月現在、農林水産省農林水産技術会議委員、文部科学省国立研究開発法人審議会臨時委員、地震研究推進本部委員、南極地球観測統合推進本部委員、日本学術振興会有識者会合委員、日本学術会議外部評価委員会委員、富岳選定委員会委員、理化学研究所倫理審査委員会委員、極地研究所広報委員会委員、産業総合研究所自己評価検証委員会委員、ムーンショット研究アドバイザリーボード委員、国民生活センター有識者懇談会委員、海洋政策研究所編集委員、山形県科学技術会議委員(順不同)など。

森林

HISTORY

長野県小諸市に生まれ育ち、自然や宇宙、そして命への興味を育みました。

父が運転する幌付きのトラックの暗い荷台の中に乗ったとき、外の景色が映画のように、しかし逆さまに映し出される(注)のに気づいたときの大きな驚き。発泡スチロールに黒のマジックペンで描いた線の上を、虫眼鏡で集めた太陽の光がなぞるように焼いていく不思議。凍りついた小川で、水しぶきが一晩かけて作ったゴツゴツとした氷の形の美しさ。息の強さを変えるだけで倍音が切り替わるフルート。茜色の西の空からピンク、パープルへと続く大空の壮大なグラデーション。

手袋のうえに落ちた、一つとして同じ形のない雪の結晶を、ずっと見ていても飽きないこと。野の草花にはたくさんの種類がある不思議。満天の星空を見上げていたら、自分の悩みがとてもちっぽけに思えてきたこと、などなど。この世界には人が作るようなちっぽけなものではない「とてつもなくすごい法則」が隠されていると感じていました。

 

注:幌には小さな穴が空いていて、「ピンホールカメラ」の原理で、外の景色が反対側の内壁に逆さまに映し出されていたのでした。

高校を卒業すると、迷わず物理学を学ぶため、東京理科大学理工学部物理学科に入学。卒業研究では盛永篤郎先生のもと、光(レーザー)で原子を精密に操作する実験に携わりました。応用光学の素晴らしさに触れ、先輩・仲間との充実した時間を過ごしました。ただ、子どもの頃からの宇宙への憧れがやみがたく、宇宙研究の研究室がある(当時理科大の理工にはなかった)お茶の水女子大学大学院に進みました。ご縁あって早稲田大学理工学部助手(当時)の坂井伸之さんに師事し、宇宙背景放射について研究しました。その後の進路にはとても悩みましたが、社会に出ることに決め、大手IT企業に就職しました。

会社勤めのかたわらパソコン雑誌に寄稿し、文章やコンテンツ制作の面白さに目覚めて独立しました(今思えば大企業向きではなかったのかも)。自然科学への思いが残っていたところ、出版社に企画を提出する機会に恵まれ、2002年『科学のニュースが面白いほど分かる本』(中経出版)を刊行。科学分野の書籍としては異例のベストセラーとなりました。

 

そのご縁で2005年4月に有人潜水科学調査船『しんかい6500』に乗船し、相模湾の海底を一日探索し「深海の異世界」に圧倒されました。ただ、当時は「深海」は一般の人にまったくなじみがなく、本の出版先を探す日々でした。しかし旺文社の『蛍雪時代』へのレポートを皮切りに、『ふしぎナゾ最前線!深海にひめられた地球の真実』(旺文社)、『日本の深海』(ベレ出版)、『深海の不思議』(日本実業出版社)、『日本の深海』(講談社ブルーバックス)を刊行しました。

 

この間、ご縁があって慶應義塾大学理工学研究科でサイエンスライティングを教え始めました。また、主要メディアの科学記者やテレビの科学番組ディレクター、フリーの科学ライター、企業や大学の広報部門の方々などが集う日本科学技術ジャーナリスト会議に入会し、「科学と社会の関係性」について考えることになりました。また、政府の審議会での議論を通して、世界における日本の位置や未来に向けた発展についても考えてきました。

その思考のなかで、歴史をとおしてものを見る大切さを改めて感じ、2019年『150年前の科学誌NATUREには何が書かれていたのか』(ベレ出版)を刊行しました。また、その年の暮れにはNHK『日曜討論』で日本の科学技術政策の議論に参加しました。

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History of Activities


 『150年前の科学誌NATUREには何が書かれていたのか』ベレ出版
 『日本の深海』 講談社ブルーバックス
 『アストロバイオロジーとは何か』 ソフトバンク
 『地球温暖化後の社会』 文藝春秋
 『深海の科学 地球最後のフロンティア』 ベレ出版
 『植物は感じて生きている』 化学同人
 『深海の不思議』 日本実業出版社
 『ふしぎナゾ最前線! 深海にひめられた地球の真実』 旺文社
 『読んで納得!図解で理解!「ものをはかる」しくみ』 新星出版社
 『ポケット図解「物理」は図で考えると面白い』 青春出版社
 『先端テクノロジーのしくみがよくわかる本』 技術評論社
 『光の大研究』 PHP研究所
 『図解「物理」は図で考えると面白い』 青春出版社
 『この理科わかる?』 中経出版
 『科学のニュースが面白
いほどわかる本』 中経出版


書籍以外の仕事

 雑誌連載:千里ライフサイエンス財団LFニュース『瀧澤美奈子が科学研究の第一線を訪ねてレポート 生命科学のフロンティア』(連載中)
 新聞連載:時事通信社『ようこそ宇宙へ!』(連載中)、『科学で救う 地球と命』、『自然のふしぎ探検隊』、『未知なる地球のヒミツ』など
 新聞連載:朝日新聞・土曜夕刊『鍵語検索』

 

 信濃毎日新聞書評委員
 

 TV番組レギュラー出演:日テレNEWS24『デイリープラネット』(日テレNEWS24特別解説委員としてニュース解説)

 TV番組出演: NHK『日曜討論』吉野さんノーベル賞受賞どうするニッポンの科学技術(2019年12月15日) 
 TV番組出演: BSフジ『もしもで考える なるほど!なっとく塾』もしも深海がなかったら?(2020年1月26日) 

 

 新聞掲載:読売新聞、信濃毎日新聞
 雑誌掲載:螢雪時代、電気学会誌、Blue Earth、Science&Technology Journalなど


 講演:慶應義塾大学理工学部、東北大学工学部、東京大学教養学部、日本大学工学部、理窓会千葉支部、エコプロダクト、ソロプチミスト、文部科学省関連懇談会、B&G財団、ウィングアーク 1st、海洋研究開発機構、理化学研究所、日本学術振興会、日本学術会議、日本生化学会、シニア自然大学校、三 鷹市民アカデミー、かわさき市民アカデミー、読売新聞サイエンス読書カフェなど(順不同)

 

講演のテーマ 

 

 ・有人潜水調査船「しんかい 6500」搭乗体験、および深海研究について 

 ・科学ジャーナリストの仕事、難しい科学を非専門家に伝える実践的手法 

 ・理工学部学生のための知的生活習慣のすすめ 

 ・地球温暖化とは何か

 ・最近の科学ニュース

 ・科学技術文明の現在地

 ・150 年前の科学雑誌 Nature から見る現在の科学と社会

History
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