
150年前の科学誌『NATURE』には
何が書かれていたのか
150年前の科学誌から、現代を読み解く。
世界で最も有力な科学誌の一つ、イギリスの科学雑誌『ネイチャー』(NATURE)は、日本がようやく戊辰戦争を終えた1869年に創刊されました。
創始者のアマチュア天文家、ノーマン・ロッキャーはじめ、ネイチャーに関わった人々は、その後30年間赤字が続く中でも、強烈な使命感と、読者のあふれる好奇心に支えられながら刊行を続けました。いったい、150年前のネイチャーには何が書かれていたのか?ダーウィンも活用した「SNSの原点」、日本愛あふれる科学者、女性科学者の苦悩と希望、科学誌が見た明治日本の姿とは?「志」、そして「友情」が育んだ希望とは。
初期「ネイチャー」から現代、そして未来を読み解くヒントを探る、知的冒険の一冊です。
定価1,500円+税 2019年7月10日発売 発行:ベレ出版
取材記録
TODAY'S PICTURE

この日、雨上がりにやってきたのは、日本で2番目に小さな野鳥、エナガです。
ピピッ、ピピッ、と笛のような澄んだ声でおしゃべりしながら、枝から枝へと飛び移ります。ふわふわしたぬいぐるみのような体に、ピンと長くのびた尾羽。名前の由来が「柄長」だというのにも納得。
雨上がりのエナガ
A long-tailed tit(Aegithalos caudatus)
Ota Tokyo 4 Sep. 2017